2014/04/01 10:00 AM NEWS
事業承継税制の真のリスク
納税猶予はいつか切れるもの
事業承継税制は納税を猶予するものであり、猶予する
ということは、それがいつかは切られるもの。この常識が
あるのに、その点税理士はあまり注意していない。
猶予しても要件がOKであれば、最終的には免除される
からこうなるのだが、要件がOKであるということは、
絶えずそれを満たしているかチェックしなければ
ならないわけだ。
このあたりの怖さが事業承継税制にはあるのだが、
それは財務省が決めたこと。無条件に免除、となると
税金が減って面白くないから、特例的に先延ばしにして、
隙を見せれば課税するという仕組みとしているのだ。
事業承継を円滑化するのであれば、
当然承継に伴う税金を免除すべきである。
円滑に承継できれば、ビジネスはますます大きくなり、
雇用の発展にもつながり、従業員給与からもビジネスからも
税金をとることができる。大局的なものの見方が
できないから、難しい、リスクが高い、誰も使えない、
といった馬鹿げた税制ができるわけだ。
こんな馬鹿げた制度だが、使わざるを得ないケースが
多いことも事実。というわけで、参考として私のDVD
などを活用して欲しい。
事業承継税制の可能性と平成25年度税制改正』
(アックスコンサルティング、2013年7 月)
もちろん、適用前には30以上もの項がある、出来の悪い 条文と格闘しなければならないが....
税務調査対策専門及び税務訴訟に強い税理士。 16,000部のベストセラー『税務署の裏側』著者。 元税務調査官であり、税制改正セミナー講師を 務めるなど、税法解釈と調査対策を得意とする。 税理士が教えない超簡単な調査対策について、 無料レポート発行中。
@yo_mazs
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