2015/03/16 1:15 PM
NEWS
外れ馬券の経費性
最高裁でも外れ馬券は経費
分かっていたことだが、先日最高裁でも外れ馬券は 経費と認められたというニュースが報道された。地裁判決が 出る前から、常識的な法解釈ができない行政の愚行に唖然と したわけだが、この「常識」が守られたこと、税に 携わる身からして非常に喜ばしく思う。 今回の判決を受けて、国税は下記のようなコメントを 残している模様。 「国税庁の見解と異なる判断が示された点は謙虚に受け止め、 適正な課税に努めたい」 国税庁の見解などとのたまうが、法律を読めない国税職員に そんな見解などない。単に、例示列挙に過ぎない通達を そのまま当てはめただけの、小学生並みの理屈が課税の 背景にあるのだ。 実態に応じた課税を、事業の実態によっては雑所得が 事業所得にもなる、という中、安易な理屈で課税した国税 組織の責任は重く、最高裁判決まで反省しなかったことは 異常である。本来なら、関係者の処分なども必要に なるだろう。 謙虚に受け止めるのであれば、一人ひとりの職員が 法律をしっかりと理解するよう、所定の措置をとるべきだ。
税法を読む場合、注意したいことの一つが法律を文字通りに 理解しないということ。文字通りに理解していると、行き過ぎた 節税などをして、しっぺ返しを食らうことがある。 税法は、実態に応じた課税や行き過ぎた節税の防止などで 法律をストレートに適用してはいけない部分がある。税には 公平性が求められるため、柔軟に解釈せざるを得ない部分が あり、その点私も納得している。 にもかかわらず、法律を知らないがために安易な課税に 走りがちなのが国税組織。いまこそ適正な措置を取らなければ、 競馬事件と同様の常識も法解釈もない横暴な課税が また行われることになるだろう。 試験前バラシを隠ぺいするなど、堕落した税務大学校の 研修などでは全く意味がないが。

@yo_mazs

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