2014/02/14 10:03 AM NEWS
法制化が守られていない?
法制化を守らない調査官が多い?
こんな話を、某税務雑誌の記者から聞いた。調査件数3割減、 仕事にならない、といった税務調査手続き法制化の悪影響が 当局から大きく指摘される一方で、納税者サイドでは、 このような指摘が大きいのだ。 この点、当局に申し出ると、必ず、研修をやっているから 問題ない、と主張する。研修で指導しているから、守らない 調査官などいない、というわけだ。 この点、元国税調査官としての本音を書いた記事が、 経済界に掲載された。 タイトルからわかる通り、研修をやっても、調査官は 守ることはない、と考えている。 当局の研修については、元同僚は大きな声で、「研修は 寝るもの」と言っていた。事実、税務大学校という 税務職員の研修施設では、毎年居眠りが問題になる。 実務で忙しく、研修など受けていられない、という 本音もあるが、それ以上に思うのは、講師の話が つまらない、ということ。つまらないなら、 面白くするべきだが、講師の方が受講者よりも地位が高い。 当局は上意下達の組織なので、講師は悪くない、 寝る方が悪い、となる。結果、研修をやっても 意味がない、というケースが多いのだ。 こういうわけで、法制化に対しては、私たち自らが 自衛の策を講ずる必要がある。
税務調査対策専門及び税務訴訟に強い税理士。 16,000部のベストセラー『税務署の裏側』著者。 元税務調査官であり、税制改正セミナー講師を 務めるなど、税法解釈と調査対策を得意とする。 税理士が教えない超簡単な調査対策について、 無料レポート発行中。
@yo_mazs
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