2014/02/17 10:00 AM NEWS

改める文と新旧対照表

改正法案が国会提出された

こんな話を聞いているかもしれない。
去る2月4日に26年度改正法案は国会に
提出されたのだが、その内容は改める文
(かいめるぶん)と言われるもの。

〜を〜に改める、という表現で書かれるので
こう言われるのだが、言うまでもなく、

何を言っているのかわからない

という結論になる。こういうわけで、
改正条文の検討は新旧対照表という、
古い法律、新しい法律、そして改正部分が
明示される資料の検討が不可欠だ。

こんな常識があるのに、何故か当局は
改める文を最初に公表し、時間をおいて
新旧対照表を公開する。
条文を作る際、改める文ではなく、
まず新旧対照表を作るのに、何故か
こうするのだ。
改正を国民にわかりにくいものにして、
何の意味がある、と言いたくなる。



ABOUT ME

松嶋洋 税務調査対策専門及び税務訴訟に強い税理士。 16,000部のベストセラー『税務署の裏側』著者。 元税務調査官であり、税制改正セミナー講師を 務めるなど、税法解釈と調査対策を得意とする。 税理士が教えない超簡単な調査対策について、 無料レポート発行中
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