2014/07/01 8:59 AM　NEWS

セミナーで心がけていること

税務調査シーズンは講演依頼が多

こういう仕事をしているからだろう、税務調査シーズンの前後は
多数の講演依頼が舞い込む。やはり、ＯＢ税理士と言うだけで
税務調査に係るニーズは非常に大きいわけだ。

試験組税理士が知りえないノウハウが税務調査の成否を
分けている。自分の飯のタネを放棄する気がするが、
私見を申し上げるとこの点正しくないと考えている。

言うまでもなく、背景にあるのはＯＢ税理士と
非ＯＢ税理士との不公平感だ。

以前、あるＯＢ税理士と仕事をしていたが、その税理士、
当局の総務経験が長かったからだろう、公表する文書においては
当局寄りの見解を示すことがほとんどであった。

これ自体、悪いことではないが、こまったことにこと
税務調査が入ると、当局の調査官が嫌うノウハウを
押見もなく活用する。こうやって、都合のいい結果を勝ち取りながら、
当局に睨まれることも避けようとしているわけだ。

こういう、裏表のあるＯＢ税理士にはなりたくないわけで、
正々堂々納税者の利益を守るために戦いたい。そのためには、
広くノウハウは公開すべきだろう。

もっと言えば、こういうノウハウが幅を利かせているとなると、
行政も改革されるはず。それこそ、あるべき税制の第一歩と
私は考える。